蓄電池の出力(電力供給可能な最大ワット数)は、実際に停電中にどの家電が動かせるかを左右します。いつでもどこでも安心できる住まいを実現するために、 「蓄電池の出力:停電時に使える家電の目安」 について分かりやすく解説します。
蓄電池の出力別:停電時に使える家電の目安
出力2kW(2000W)程度の蓄電池で使える家電
(家電) | (出力の目安) |
小型冷蔵庫 | 300〜500W |
テレビ | 液晶約80〜150W |
LED照明 | 10W×数灯 |
携帯・スマホ充電 | 5〜10W |
ノートパソコン | 50〜100W |
ポイント:出力2kWなら、最低限の家電を同時に使うことが可能です。冷蔵庫+照明+スマホ充電という基本の組み合わせであれば安心して過ごせます。
出力5kW(5000W)程度の蓄電池で使える家電
(家電) | (出力の目安) |
通常サイズの冷蔵庫 | 400〜600W |
電子レンジ | 800〜1200W ※短時間利用 |
ドライヤー | 1200〜1500W ※短時間 |
簡易エアコン・扇風機 | 200〜1000W |
IH調理器 | 1000〜1500W |
ポイント:出力5kWがあれば、停電時でも家族分の調理や冷房利用が可能。特に電子レンジやIHなどのキッチン家電も一部使用できる点が大きなメリットです。
出力10kW(10000W)以上の蓄電池で使える家電
(家電) |
(出力の目安) |
IH調理器 | 複数口同時使用 |
洗濯機 | 500〜800W |
電気給湯器 | エコキュート連携時 |
電気自動車(EV)への充電 | モデルによる |
エアコン | 家庭用複数台 |
ポイント:出力10kW以上なら、日常のほぼすべての家電を停電中にも使うことができます。エアコンや給湯器が使えることで、快適性は格段に向上します。
出力選びで損しない!比較と選び方のポイント
✓出力が小さいと起こる問題
たとえば、出力が1.5kWしかない蓄電池では以下のような制限が出てしまいます。
- 冷蔵庫は動くけど、電子レンジを使うとブレーカーが落ちる
- 複数の家電を同時に使えない
- 夏や冬、エアコンが使えない=熱中症や寒さのリスク
つまり、「容量は十分なのに、同時に使いたい家電が動かせない」というケースが発生してしまいます。
蓄電池の容量と出力の違い
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容量(kWh):蓄えられる電力量の目安
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出力(kW):一度に使える最大の電力
例:容量5kWhでも出力2kWだと高ワット家電は使えません。両者のバランスを確認してください。
鹿児島での気候と停電対策
鹿児島は夏の暑さが厳しく、特に停電時の暑さ対策が重要です。
扇風機やエアコンの使用を考えるなら、 出力5〜10kW の蓄電池を選ぶのが実用的です。
実例紹介:鹿児島のご家庭での活用ケース
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Aさん宅(出力5kW、容量7kWh)
→ 冷蔵庫・照明・テレビ・扇風機+電子レンジの短時間使用が可能。
停電中でも食事・冷暖房ができ、快適に過ごせた事例あり。 -
Bさん宅(出力2kW、容量3kWh)
→ 小規模家族向け。最低限の照明と冷蔵庫、スマホ充電が中心。
停電時の初期対応にはぴったりでした。
まとめ
いつでもどこでも安心できる住まいを実現するために、 「蓄電池の出力:停電時に使える家電の目安」 をこの記事でご紹介しました。
出力別に使える家電の目安を理解することで、停電時も安心して快適に過ごせます。
鹿児島にお住まいの方で、蓄電池導入や出力・容量選びに関心がある方は、よか給湯 にぜひご相談ください。