鹿児島での住宅設備選びにおいて、太陽光発電と並んで注目を集めているのが「蓄電池」です。中でも重要なのが、容量の見方。「kW」と「kWh」という単位をよく目にしますが、その違いを正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、蓄電池の容量について「kW」と「kWh」の違いをわかりやすく解説し、それぞれの選び方のポイントを鹿児島の住宅事情に即してお伝えします。
蓄電池の「kW」とは何か?
「kW(キロワット)」は瞬間的にどれだけの電力を出力できるかを表す単位です。たとえば、3kWの蓄電池であれば、最大で3kW分の電力を同時に使用できます。
例:家電製品の出力目安
-
電子レンジ:1.2kW
-
エアコン(中):1.5kW
-
IHクッキングヒーター:2.0kW
これらを同時に使うと合計で約4.7kWになるため、3kWの蓄電池では出力が足りず、一部は使えないことになります。
蓄電池の「kWh」とは何か?
一方、「kWh(キロワットアワー)」はどれだけの電力を蓄えられるか(または供給できるか)という蓄電容量を示します。
例:蓄電容量のイメージ
6kWhの蓄電池であれば、1kWの機器を6時間動かすことができるということです。2kWの機器であれば3時間、3kWの機器であれば2時間という計算になります。
このように、kWhは使用可能な電力量の合計を示し、停電時や電力ピーク時にどれだけ長時間使えるかの目安になります。
選び方のポイント:鹿児島での最適な蓄電池とは?
鹿児島は日照時間が長く、太陽光発電との相性が抜群です。そのため、発電した電気を無駄なく活用できる蓄電池の選定が重要になります。
1. 家族構成と使用電力を把握する
-
4人家族の平均使用電力は1日約10~12kWh
-
節電意識の高い家庭であれば6~8kWhでも対応可能
2. 停電対策としての蓄電池活用
-
台風や地震による停電リスクも考慮
-
出力は3kW以上、容量は6~10kWhが安心
3. 太陽光発電との連携を意識
-
昼間の発電を夜間に活用できる設計
-
売電よりも「自家消費」の時代に対応
よくある失敗例とその対策
失敗例:容量だけを見て出力を軽視 →容量が十分でも出力が足りず、複数の家電が同時に使えないケースが多数。
対策:容量(kWh)と出力(kW)のバランスを考える →両方の数値をしっかり確認し、自宅の電気使用状況に合わせて選定。
まとめ:kWとkWhを正しく理解して蓄電池選びを
いかがでしたか?
「kW」は一度に出力できる電力の量、「kWh」は蓄えられる電力量。この2つの違いを正しく理解することで、ご家庭に最適な蓄電池を選ぶことができます。
鹿児島のように自然災害のリスクがある地域では、非常時に備えて容量と出力のバランスが取れた蓄電池が必要不可欠です。
「どれを選べば良いか分からない…」「我が家には何kWhが適しているの?」 そんなお悩みは、鹿児島の住宅設備のプロであるよか給湯にご相談ください。
無料相談・現地調査も承っております。お気軽にお問い合わせを!