いよいよ本格的な夏を迎える7月。梅雨明け直後の急激な気温上昇と高湿度は、家の中にカビや結露を発生させやすく、放置すると健康被害や建材の劣化を招きます。特に軒下や窓際、押入れ・クローゼット内などは要注意。そこで今回は、7月におすすめの湿気対策リフォームをわかりやすくご紹介します。
Contents
1. 調湿機能付きクロスの貼り替え
室内の湿度を自然にコントロールできる「調湿機能付きクロス」は、壁紙の交換だけで手軽に実現可能。珪藻土やシリカ素材を使ったタイプなら、余分な湿気を吸収し、乾燥時には放出。見た目もナチュラルな風合いで人気です。
2. 二重窓(内窓)の設置
窓周りの結露は断熱性能の低いガラスが原因。二重窓(内窓)を追加することで断熱性と気密性をアップさせ、室内外の温度差による結露を大幅に軽減します。防音効果も期待できるため、窓からの騒音対策にも◎。
3. 浴室・洗面所の換気扇グレードアップ
湿気がこもりやすい浴室や洗面脱衣所は、24時間換気機能付きの高性能換気扇に交換するのが有効。暖房・乾燥モードがあれば、雨の日の洗濯物もまとめて乾かせるうえ、冬場のヒートショック予防にも効果的です。
4. 押入れ・クローゼット内の換気路確保
収納スペースはカビの温床になりがち。扉上部に通気口を設けたり、除湿シートを敷いたりすると内部の風通しが改善します。さらに、軽量なルーバー扉やメッシュシェルフを取り入れると、空気の流れをよりスムーズにできます。
5. 床下換気口の増設
床下にこもる湿気は壁や床材を傷める原因に。床下換気口を増設し、外気との通気性を確保することで、基礎部分の湿度を低下させ、腐朽やシロアリ被害を防ぎます。基礎周りの排水工事とセットで行うと効率的です。
6. 湿気吸収アイテムの設置
リフォームで根本対策を行いつつ、取り急ぎ取り入れたいのが置き型の湿気吸収剤や、コンセント式除湿機。小スペースにも設置しやすく、クローゼットや押入れ、キッチン下などポイントで使うと効果的です。
7. 外壁・屋根の遮熱塗装
湿度だけでなく、室内温度の上昇も結露リスクを高めます。遮熱塗料を使った外壁・屋根塗装は、屋根の表面温度を抑えて建物内部への熱侵入を防ぎ、冷房効率アップと湿気抑制につながります。
7月は湿気対策リフォームのベストシーズン。外気温が高くなる前に、しっかりと家の湿気対策を計画しておけば、安心・快適な夏を過ごせます。
今回ご紹介したリフォームを組み合わせて、カビ・結露をシャットアウトしましょう!
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